おしっこ・尿で、気になることは
ありませんか？

40歳を過ぎてくると、
「出にくい」
「近い」
「残尿感がある」
「キレが良くない」
「夜中に起きる」
「漏れる」

…そんなおしっこの悩みを持つ人が、
　少しずつ増えてきます。

おじさんになるにつれ、
おしっこ・尿について
何らかの症状とか悩みとかを
持っているのではありませんか？

トイレで、遭遇した同僚、仲間と
「トイレ近くなってきたねん！」
「キレが悪いねん！」
とかの会話をすることは
偶にはありませんか？
（私の周りでは、ちょくちょく
このような会話が飛び交って
いるのですが。。。）

でも、診察を受けたりと言う
行動まではしていないのでは
ありませんか？

でしたら、私の経験から
PSA検査を受けられることを
お薦めします。

定期健診で見落とされがちなPSA検査

年に1回は人間ドック・健康診断を受けて
おられるかと思いますが、
（もし、「受けてないよ！」でしたら
是非受診するようにしてくださいね！）

あなたは、どのような検査と数値！を
気にされていますか？

概ね、次の検査結果を気にされるのでは
ありませんか？

✅BMI値
✅血圧
✅血糖値
✅中性脂肪
✅総コレステロール
✅γGTB
✅尿酸値　　　　　　等

私の周りでも、上記の数値を気に
している方が多いように思います。

その上で、
おしっこ・尿について、
気にはなっていても、
人間ドックや健康診断で
検査も何もせずにほったらかしに
していますよね！

PSA検査をしておきましょう！

おしっこ・尿が気になっているのでしたら
PSA検査をされることをお薦めします。

最初に、PSA検査について、ご存じないかと
思われますので、少し説明させてください。

PSA検査って何？

日本泌尿器課学会のホームページ
より抜粋した内容です。

◆PSAとは

「前立腺特異抗原、
prostate-specific antigen」
の略語で、
前立腺の上皮細胞から分泌される
タンパクです。

多くは精液中に分泌され、
精液のゲル化に関係しています。

ごく微量が血液中に取り込まれ、
その値によって今回のように
「PSAが高い」と指摘されることが
しばしばあります。

一般的にPSAが高い、と言われる
基準値は、4ng/mLとされています。

◆PSAが高い原因について

PSA値が高い場合に考えられる疾患は
①前立腺癌、②前立腺肥大症、
③前立腺炎、など。

この中で、もっとも重要な疾患が
前立腺癌です。
PSAの値が高くなるに従って、
前立腺の組織を針で採取して病理所見を
確認する
前立腺生検によって発見される確率が
高くなります。

以上、日本泌尿器課学会のホームページ
より抜粋でした。

お分かり頂いたかと思いますが、
簡単に言うと、PSA検査は、
前立腺の疾患を調べる検査なんですね。

採血をしての検査になりますので、
検査項目に入っていなければ、
検査項目にオプション追加して頂ければ
検査して貰えます。

ネットで調べてみますと、
人間ドックなどのオプションでPSA検査を
受ける場合の費用はおおむね
2,000円～3,000円。
とのことです。

PSA検査を薦める理由

では、次に、何故、私がPSA検査を
薦めるのか？
その理由を3つ程説明させてください。

命拾いをしたから

意識的にPSA検査を受けたのではなく、
たまたま、結果として、PSA検査を
受けたのですが
その際、異常が見つかり、
診療を受診した結果、
それは、前立腺がん　だったんです。

因みに、一般的にPSAが高い、と言われる
基準値は、4ng/mLとされているそうですが、
その時(人間ドックの際)、PSAは10を超えて
いました。

ここで見つかっていなくて、知らない間に
もっと進行していたらと思うと、
今でも「ぞぉ～っと！」します。

この詳しい話は、後程に。

癌が増えているから

嫌なことに
近年、日本では、前立腺がんが
増えて来ているそうです。

更に、
✅男性のがん患者数では第2位となって
います。
✅前立腺がんは、
50代から患者数が増え始め、
70代男性においては最も患者数が多い
がんとなっています。
✅早期の前立腺がんは、多くの場合
自覚症状がありません。

と言われています。

この内容には、拘わらずに
過ごしたいですよね。

パフォーマンスを上げる為

たかがおしっこですが、
おしっこの問題は、
根深く生活や仕事のパフォーマンスに
影響してきます。

✅睡眠中、何回かおしっこに起きる為、
睡眠不足が日中の仕事に影響する。
✅急な尿意に襲われるから、
出来る仕事が限られてしまう。
✅仕事にも集中出来なくなってしまう。
✅おしっこに行って、尿漏れしていないか
気になる。
（ズボンの前に、島が浮き上がってしまい
暫くトイレから出れなかった！
なんて経験ありませんか？）
✅おしっこが気になって
人づき合いや外出がしにくくなる、
✅男性としての自信がなくなる。

など思い当ることはありませんか？

おしっこ・尿に悩みがある場合、
前立腺の疾患の恐れもありますので
定期的に検査されることをお薦めします。

疾患がなくても
アグレッシブな生活を続けて行くためには
おじさんになればなるほど
検査されることをお薦めします。

PSA検査で命拾い

先にお話ししましたが、
実際に、人間ドックで、
自覚症状が無かったにも関わらず
PSA検査で異常が見つかり
命拾いしたリアルな話をさせて下さい。

異常が見つかった！

今から、7～8年前の話になります。

当時、55歳前後。
会社の人事異動で、福岡の単身赴任から
大阪に戻ってきたその年か一年経った頃。

勤務先から、人間ドックを受診するように
との通達を受け、
さて、どこで受診しようか？と考えて。。。。

福岡で健康診断を受診していた病院の
系列の病院が受診機関のリストに
あったので、そこで、受診しようと
決めて、電話予約をしました。

すると、系列ではあるが、
福岡で受診したデーターの共有等は
させていないとのこと。

えぇ～！！！と思い、
病院を変えようか？
どうしようか？　と考えましたが、
面倒なので
そのまま、受診予約をすることに。

このことが、後々、大きな分岐点で
あったと、思うんですね。

お腹周りとか、体重、血圧は少し気には
なるものの
体調があまり良くないとかいう事はなく
予約したその日に健康診断を受診。

a) 2日分の便

b）当日朝のおしっこ

c) 問診票

を受付に提出。

受付完了後、検診着に着替えて、
本人確認を行い
検診の注意事項等の簡単な説明を受け
いざ！検診開始！

検診の内容は今回は省略しますね。

予定された検診が一通り終わると、
この病院の人間ドックには、
希望者のみ保健指導を受けられる。

保健指導では、
体重、中性脂肪等について
・朝、昼、晩とちゃんと食事を摂る
・油モノは減らす。
・食事は腹八分目に。
・腹いっぱい食べない
・運動をする。一駅歩くでも良い。
等々の指導を受ける

(このような内容だった筈とのことですが、
年数も経過しており、今となっては
定かではないようです)

前立腺癌

保健指導を受けた後、今日の検診結果
について、簡単な説明を受けること
になる。

血圧、中性脂肪、総コレステロール、
体重、BMIなどの項目については
何らかの指摘を受けるだろう！

と事前に、ある程度の覚悟はしていましたが、
まさか！このようなことになろうとは
全く思ってもいなかった。

それは、検査項目ごとに、
パソコンの中のデーターの色が
変わっているポイント
(すなわち、注意すべき内容と異常値の内容)
について、順番に説明を受ける。

ある検査項目が赤色になっているのが見える。
何の項目だろう？

腹部エコーを何回か、時間かけて撮られた
ので、そこで何か引っかかったのか？
と考えていると

引っかかったていた項目は、PSA。

「え？」「PSAって！」「何？」
と思っていると、

「前立腺の疾患の恐れがありますので
泌尿器科で再検査してください」

「正式には、今日の結果を取りまとめて
報告書を送付しますので、届き次第
内容確認して貰い、泌尿器科を受診して
ください」

とのこと。

正式書類が届くまでは、
気分も晴れず、何かの間違い？
ではなかったの？と勝手に思い
悶悶としていました。

報告書(正式書類)が届いて、
確認してみると、
記載してあるのは、当日聞いた内容と同じ。

がビーン！！！

もう腹を決めるしかないと覚悟をして、
観念して、受診予約をしました。

病院を受診した結果、
最終的には、針生検を行い、
癌細胞が発見される事に
なってしまいました。

PSA検査を受けていなかったら？

病院に行った際、聞かれたのですが、
「今迄PSA検査はしてなかったの
ですか？」と。

「え！」と思い、
あまり聞きなれてない名前でしたので
「多分、PSAは受けていないかと？」

で、家に帰って、過去に受けた人間ドックの
結果を確認してみたのですが
やはりPSAの項目はやってなかったことが
判明しました。

同じ病院か人間ドックのクリニックで
あれば、過去の内容・データーとの
変化が確認できると思い、
余程の状況でなければ、同じ処で健診を
受診していました。

今回、転勤で受診先を変えざるを
得なくなったこと。

そして、変えた健診センターで、
PSA検査が組み込まれていたこと。

もし、このタイミングで異動してなく、
従来のまま健康診断を受診して
いたら。。。。

もし、違うクリニックを選んで受診し、
そこにPSAがメニューに組み込まれて
いなかったら。。。。。

「このタイミングでは、
発見されていなかったかも？」
「このまま知らずに進行していたら？」

と思うと、
「ぞ～！」としますね。

但し、今受けている人間ドックの受診先を
毎回変えましょう！
と言う訳ではありませんので。
誤解無きようお願いします。

知らず知らずの中に、
自覚症状ないままに、
癌が進行していた！

なんて言う事がないよう
PSA検査をされることをお薦めします。

おしっこが近いなら！

✅「おしっこが近い」
✅「寝ている間に、おしっこに、
ほぼ毎日起きる」
✅「切れが悪くなった」
✅「残尿感が残る」
などが気になってきている
おじさん連中には、

健康診断で、PSA検査をするように。
薦めています。

私の飲み友で、
おしっこが近いダチが何人かいるの
ですが、、、、、

アルコールが入ると、
おしっこが近くなるのは
致し方ないことですが、
私が一回もトイレに行かないのに、
2-3回行くダチには、

「PSA受けときや！」と言って
実際に受けてくれてます。

幸いにも、そこで引っかかった方は
まだ一人もいません

癌　その後

PSA検査で、引っかかった際、
・家族にどのように言おうか？
・治療をどうするか？
・どのような治療があるのか？
・どの病院が良いのか？
・受診した病院で良いのか？
・この治療で間違いないのか？
・治療後再発しないか？
・再発したらどうしよう？
・勤務先にどのように言おうか？

などなど
本当に色々悩みました。

その時の事は今では噓のように
今でも、経過観察に通院はしていますが、
病院からは、もう経過観察に来なくても
良いですね！

と言う状況にまで改善しています。

さらに、体重、腹囲、BMI値、血圧、中性脂肪
等も改善しており、
PSAで引っかかる前よりも、
外見も、中身も、イキイキとしています。

体重  ：  74kg  →66kg(▲8kg/6か月)
腹囲   ：   93㎝   →84cm(▲9cm)
体脂肪：　27.5   →19.0 (▲8.5)

因みに、家にあるタニタの体組計では
体内年齢 37歳～39歳になっています(笑)

イキイキとする為に

この方のような経験をしないことが
一番良いことは言うまでもありません。

もし、仮に、何らかの異常があったとしても
早く発見していれば、治療も出来ます。

この方のように治療前より
健康になっている方もいます。

おじさんになったら、定期的に
PSA検査を受けておきましょう！

でも、
どのような事をして、
再発の心配はしなくて良いようになったのか？

どのような事をして。
癌を乗り越えて、前よりもイキイキと
する事が出来るようになったのか？

日頃のちょっとしたケアをどうすれば
良いのか勉強し、そして、実践しているので、
病気になる前以上の身体に
なっています。

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